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執筆者の写真福井宝永教会 日本キリスト教会

第一アドベント主日礼拝・福井宝永教会


2020年11月29日(日)

午前10時30分~

説教:「洗礼者ヨハネ誕生の予言」

中村静郎牧師​

聖書:ルカによる福音書1章5~25節


讃美歌21

83・6・16・141・29








 


新約聖書(新共同訳)より

ルカによる福音書1章5~25節


ユダヤの王ヘロデの時代、アビヤ組の祭司にザカリアという人がいた。

その妻はアロン家の娘の一人で、名をエリサベトといった。


二人とも神の前に正しい人で、主の掟と定めをすべて守り、非のうちどころがなかった。


しかし、エリサベトは不妊の女だったので、彼らには、子供がなく、二人とも既に年をとっていた。


さて、ザカリアは自分の組が当番で、神の御前で祭司の務めをしていたとき、祭司職のしきたりによってくじを引いたところ、主の聖所に入って香をたくことになった。


香をたいている間、大勢の民衆が皆外で祈っていた。


すると、主の天使が現れ、香壇の右に立った。


ザカリアはそれを見て不安になり、恐怖の念に襲われた。


天使は言った。


「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。


あなたの妻エリサベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。

その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。


彼は主の御前に偉大な人になり、ぶどう酒や強い酒を飲まず、既に母の胎にいるときから聖霊に満たされていて、 イスラエルの多くの子らをその神である主のもとに立ち帰らせる。


彼はエリヤの霊と力で主に先立って行き、父の心を子に向けさせ、逆らう者に正しい人の分別を持たせて、準備のできた民を主のために用意する。」


そこで、ザカリアは天使に言った。


「何によって、わたしはそれを知ることができるのでしょうか。

わたしは老人ですし、妻も年をとっています。」


天使は答えた。


「わたしはガブリエル、神の前に立つ者。

あなたに話しかけて、この喜ばしい知らせを伝えるために遣わされたのである。


あなたは口が利けなくなり、この事の起こる日まで話すことができなくなる。

時が来れば実現するわたしの言葉を信じなかったからである。」


民衆はザカリアを待っていた。


そして、彼が聖所で手間取るのを、不思議に思っていた。


ザカリアはやっと出て来たけれども、話すことができなかった。


そこで、人々は彼が聖所で幻を見たのだと悟った。

ザカリアは身振りで示すだけで、口が利けないままだった。


やがて、務めの期間が終わって自分の家に帰った。


その後、妻エリサベトは身ごもって、五か月の間身を隠していた。


そして、こう言った。


「主は今こそ、こうして、わたしに目を留め、人々の間からわたしの恥を取り去ってくださいました。」


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