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執筆者の写真福井宝永教会 日本キリスト教会

主日礼拝・福井宝永教会


2021年3月14日(日)

午前10時30分~


説教:「重病人をいやす」

中村静郎牧師​

聖書:ルカによる福音書5章12~26節


讃美歌21

83・20・295・296・29
















新約聖書(新共同訳)より

ルカによる福音書5章12~26節


イエスがある町におられたとき、そこに、全身重い皮膚病にかかった人がいた。


この人はイエスを見てひれ伏し、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と願った。


イエスが手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち重い皮膚病は去った。


イエスは厳しくお命じになった。


「だれにも話してはいけない。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めたとおりに清めの献げ物をし、人々に証明しなさい。」


しかし、イエスのうわさはますます広まったので、大勢の群衆が、教えを聞いたり病気をいやしていただいたりするために、集まって来た。


だが、イエスは人里離れた所に退いて祈っておられた。


ある日のこと、イエスが教えておられると、ファリサイ派の人々と律法の教師たちがそこに座っていた。


この人々は、ガリラヤとユダヤのすべての村、そしてエルサレムから来たのである。


主の力が働いて、イエスは病気をいやしておられた。


すると、男たちが中風を患っている人を床に乗せて運んで来て、家の中に入れてイエスの前に置こうとした。


しかし、群衆に阻まれて、運び込む方法が見つからなかったので、屋根に上って瓦をはがし、人々の真ん中のイエスの前に、病人を床ごとつり降ろした。


イエスはその人たちの信仰を見て、「人よ、あなたの罪は赦された」と言われた。


ところが、律法学者たちやファリサイ派の人々はあれこれと考え始めた。


「神を冒涜するこの男は何者だ。

ただ神のほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか。」


イエスは、彼らの考えを知って、お答えになった。


「何を心の中で考えているのか。

『あなたの罪は赦された』と言うのと、『起きて歩け』と言うのと、どちらが易しいか。

人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。」


そして、中風の人に、「わたしはあなたに言う。起き上がり、床を担いで家に帰りなさい」と言われた。


その人はすぐさま皆の前で立ち上がり、寝ていた台を取り上げ、神を賛美しながら家に帰って行った。


人々は皆大変驚き、神を賛美し始めた。


そして、恐れに打たれて、「今日、驚くべきことを見た」と言った。


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