2021年6月27日(日)
説教:「洗礼者ヨハネとイエス」
中村静郎牧師
聖書:ルカによる福音書7章18〜35節
讃美歌:83・12・120・441・29
新約聖書(新共同訳)より
ルカによる福音書7章18〜35節
ヨハネの弟子たちが、これらすべてのことについてヨハネに知らせた。
そこで、ヨハネは弟子の中から二人を呼んで、 主のもとに送り、こう言わせた。
「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」
二人はイエスのもとに来て言った。
「わたしたちは洗礼者ヨハネからの使いの者ですが、『来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか』とお尋ねするようにとのことです。」
そのとき、イエスは病気や苦しみや悪霊に悩んでいる多くの人々をいやし、大勢の盲人を見えるようにしておられた。
それで、二人にこうお答えになった。
「行って、見聞きしたことをヨハネに伝えなさい。
目の見えない人は見え、足の不自由な人は歩き、重い皮膚病を患っている人は清くなり、耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている。
わたしにつまずかない人は幸いである。」
ヨハネの使いが去ってから、イエスは群衆に向かってヨハネについて話し始められた。
「あなたがたは何を見に荒れ野へ行ったのか。風にそよぐ葦か。
では、何を見に行ったのか。
しなやかな服を着た人か。華やかな衣を着て、ぜいたくに暮らす人なら宮殿にいる。
では、何を見に行ったのか。預言者か。
そうだ、言っておく。預言者以上の者である。
『見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、あなたの前に道を準備させよう』
と書いてあるのは、この人のことだ。
言っておくが、およそ女から生まれた者のうち、ヨハネより偉大な者はいない。
しかし、神の国で最も小さな者でも、彼よりは偉大である。」
民衆は皆ヨハネの教えを聞き、徴税人さえもその洗礼を受け、神の正しさを認めた。
しかし、ファリサイ派の人々や律法の専門家たちは、彼から洗礼を受けないで、自分に対する神の御心を拒んだ。
「では、今の時代の人たちは何にたとえたらよいか。彼らは何に似ているか。
広場に座って、互いに呼びかけ、こう言っている子供たちに似ている。
『笛を吹いたのに、
踊ってくれなかった。
葬式の歌をうたったのに、
泣いてくれなかった。』
洗礼者ヨハネが来て、パンも食べずぶどう酒も飲まずにいると、あなたがたは、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、人の子が来て、飲み食いすると、『見ろ、大食漢で大酒飲みだ。徴税人や罪人の仲間だ』と言う。
しかし、知恵の正しさは、それに従うすべての人によって証明される。」
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