2022年7月10日(日)
10:30~
説教:神の国が来る
中村静郎牧師
聖書:ルカによる福音書17章20~30節
讃美歌21:
83・21・362・363・29
新約聖書(新共同訳)より
ルカによる福音書17章20~30節
ファリサイ派の人々が、神の国はいつ来るのかと尋ねたので、イエスは答えて言われた。
「神の国は、見える形では来ない。
『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。
実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」
それから、イエスは弟子たちに言われた。
「あなたがたが、人の子の日を一日だけでも見たいと望む時が来る。しかし、見ることはできないだろう。
『見よ、あそこだ』『見よ、ここだ』と人々は言うだろうが、出て行ってはならない。
また、その人々の後を追いかけてもいけない。
稲妻がひらめいて、大空の端から端へと輝くように、人の子もその日に現れるからである。
しかし、人の子はまず必ず、多くの苦しみを受け、今の時代の者たちから排斥されることになっている。
ノアの時代にあったようなことが、人の子が現れるときにも起こるだろう。
ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていたが、洪水が襲って来て、一人残らず滅ぼしてしまった。
ロトの時代にも同じようなことが起こった。
人々は食べたり飲んだり、買ったり売ったり、植えたり建てたりしていたが、 ロトがソドムから出て行ったその日に、火と硫黄が天から降ってきて、一人残らず滅ぼしてしまった。
人の子が現れる日にも、同じことが起こる。
その日には、屋上にいる者は、家の中に家財道具があっても、それを取り出そうとして下に降りてはならない。同じように、畑にいる者も帰ってはならない。
ロトの妻のことを思い出しなさい。
自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、かえって保つのである。
言っておくが、その夜一つの寝室に二人の男が寝ていれば、一人は連れて行かれ、他の一人は残される。
二人の女が一緒に臼をひいていれば、一人は連れて行かれ、他の一人は残される。」
*畑に二人の男がいれば、一人は連れて行かれ、他の一人は残される。
そこで弟子たちが、「主よ、それはどこで起こるのですか」と言った。
イエスは言われた。
「死体のある所には、はげ鷹も集まるものだ。」
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