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執筆者の写真福井宝永教会 日本キリスト教会

主日礼拝・福井宝永教会


2022年9月4日(日)

10:30~


説教:ムナのたとえ

中村静郎牧師​ㅤ


聖書:ルカによる福音書19章11〜27節


讃美歌21:

83・7・475・481・29














 

新約聖書(新共同訳)より

ルカによる福音書19章11〜27節


人々がこれらのことに聞き入っているとき、イエスは更に一つのたとえを話された。


エルサレムに近づいておられ、それに、人々が神の国はすぐにも現れるものと思っていたからである。


イエスは言われた。


「ある立派な家柄の人が、王の位を受けて帰るために、遠い国へ旅立つことになった。


そこで彼は、十人の僕を呼んで十ムナの金を渡し、『わたしが帰って来るまで、これで商売をしなさい』と言った。


しかし、国民は彼を憎んでいたので、後から使者を送り、『我々はこの人を王にいただきたくない』と言わせた。


さて、彼は王の位を受けて帰って来ると、金を渡しておいた僕を呼んで来させ、どれだけ利益を上げたかを知ろうとした。


最初の者が進み出て、『御主人様、あなたの一ムナで十ムナもうけました』と言った。


主人は言った。


『良い僕だ。よくやった。

お前はごく小さな事に忠実だったから、十の町の支配権を授けよう。』


二番目の者が来て、『御主人様、あなたの一ムナで五ムナ稼ぎました』と言った。


主人は、『お前は五つの町を治めよ』と言った。


また、ほかの者が来て言った。


『御主人様、これがあなたの一ムナです。

布に包んでしまっておきました。

あなたは預けないものも取り立て、蒔かないものも刈り取られる厳しい方なので、恐ろしかったのです。』


主人は言った。


『悪い僕だ。その言葉のゆえにお前を裁こう。

わたしが預けなかったものも取り立て、蒔かなかったものも刈り取る厳しい人間だと知っていたのか。

ではなぜ、わたしの金を銀行に預けなかったのか。

そうしておけば、帰って来たとき、利息付きでそれを受け取れたのに。』


そして、そばに立っていた人々に言った。


『その一ムナをこの男から取り上げて、十ムナ持っている者に与えよ。』


僕たちが、『御主人様、あの人は既に十ムナ持っています』と言うと、 主人は言った。


『言っておくが、だれでも持っている人は、更に与えられるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられる。

ところで、わたしが王になるのを望まなかったあの敵どもを、ここに引き出して、わたしの目の前で打ち殺せ。』」



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