2018年12月2日(日)午前10時30分~
説教:「災いの黙示」
中村静郎牧師
聖書:ヨハネ黙示録9章1~20節
讃美歌21
(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください。)
474(わが身の望みは)
新約聖書(新共同訳)より
ヨハネの黙示録9章1~20節
第五の天使がラッパを吹いた。
すると、一つの星が天から地上へ落ちて来るのが見えた。
この星に、底なしの淵に通じる穴を開く鍵が与えられ、それが底なしの淵の穴を開くと、大きなかまどから出るような煙が穴から立ち上り、太陽も空も穴からの煙のために暗くなった。
そして、煙の中から、いなごの群れが地上へ出て来た。
このいなごには、地に住むさそりが持っているような力が与えられた。
いなごは、地や草やどんな青物も、またどんな木も損なってはならないが、ただ、額に神の刻印を押されていない人には害を加えてもよい、と言い渡された。
殺してはいけないが、五か月の間、苦しめることは許されたのである。
いなごが与える苦痛は、さそりが人を刺したときの苦痛のようであった。
この人々は、その期間、死にたいと思っても死ぬことができず、切に死を望んでも、死の方が逃げて行く。
さて、いなごの姿は、出陣の用意を整えた馬に似て、頭には金の冠に似たものを着け、顔は人間の顔のようであった。
また、髪は女の髪のようで、歯は獅子の歯のようであった。
また、胸には鉄の胸当てのようなものを着け、その羽の音は、多くの馬に引かれて戦場に急ぐ戦車の響きのようであった。
更に、さそりのように、尾と針があって、この尾には、五か月の間、人に害を加える力があった。
いなごは、底なしの淵の使いを王としていただいている。
その名は、ヘブライ語でアバドンといい、ギリシア語の名はアポリオンという。
第一の災いが過ぎ去った。
見よ、この後、更に二つの災いがやって来る。
第六の天使がラッパを吹いた。
すると、神の御前にある金の祭壇の四本の角から一つの声が聞こえた。
その声は、ラッパを持っている第六の天使に向かってこう言った。
「大きな川、ユーフラテスのほとりにつながれている四人の天使を放してやれ。」
四人の天使は、人間の三分の一を殺すために解き放された。
この天使たちは、その年、その月、その日、その時間のために用意されていたのである。
その騎兵の数は二億、わたしはその数を聞いた。
わたしは幻の中で馬とそれに乗っている者たちを見たが、その様子はこうであった。
彼らは、炎、紫、および硫黄の色の胸当てを着けており、馬の頭は獅子の頭のようで、口からは火と煙と硫黄とを吐いていた。
その口から吐く火と煙と硫黄、この三つの災いで人間の三分の一が殺された。
馬の力は口と尾にあって、尾は蛇に似て頭があり、この頭で害を加えるのである。
これらの災いに遭っても殺されずに残った人間は、自分の手で造ったものについて悔い改めず、なおも、悪霊どもや、金、銀、銅、石、木それぞれで造った偶像を礼拝することをやめなかった。
このような偶像は、見ることも、聞くことも、歩くこともできないものである。
また彼らは人を殺すこと、まじない、みだらな行い、盗みを悔い改めなかった。
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