2017年12月31日(日)午前10時30分~
説教:「約束と律法」
中村静郎牧師
聖書:ガラテヤの信徒への手紙3章15~20節 讃美歌21
(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください。)
新約聖書(新共同訳)より
ガラテヤの信徒への手紙3章15~20節
兄弟たち、分かりやすく説明しましょう。
人の作った遺言でさえ、法律的に有効となったら、だれも無効にしたり、それに追加したりはできません。
ところで、アブラハムとその子孫に対して約束が告げられましたが、その際、多くの人を指して「子孫たちとに」とは言われず、一人の人を指して「あなたの子孫とに」と言われています。この「子孫」とは、キリストのことです。
わたしが言いたいのは、こうです。
神によってあらかじめ有効なものと定められた契約を、それから四百三十年後にできた律法が無効にして、その約束を反故にすることはないということです。
相続が律法に由来するものなら、もはや、それは約束に由来するものではありません。
しかし神は、約束によってアブラハムにその恵みをお与えになったのです。
では、律法とはいったい何か。
律法は、約束を与えられたあの子孫が来られるときまで、違犯を明らかにするために付け加えられたもので、天使たちを通し、仲介者の手を経て制定されたものです。
仲介者というものは、一人で事を行う場合には要りません。
約束の場合、神はひとりで事を運ばれたのです。
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